スポットライトに惑溺

無類のアイドル好き

惚れ薬

2007年に放送されたドラマ「探偵学園Q」。当時爆発的にファンを増やした8話のリュウの笑顔で落ちるという典型的なパターンに乗っかり、中学生だった私はジャニヲタの世界に片足を突っ込みました。

しかし当時はアイドルを好きになることに抵抗があり、山田を好きな自分自身が受け入れられませんでした。好きだけど好きじゃない、会いたいけど会いたくない…どこぞの少女漫画のような自問自答を延々と繰り返す日々。そんなことを半年繰り返していたら、当たり前ですけど疲れちゃったんですよね。そこで現状から脱却するべく一念発起。

「山田に会いに行ってから決めよう」

そう思ったものの当時まだファンクラブに入っていなかった私はコンサートに行くことが出来ませんでした。苦肉の策として思いついたのは「スクラップ・ティーチャー」の番宣で出演するズームインサタデーの観覧。

既にジャニヲタだった友達を何人か誘い、土曜日の朝に早起きしていざズムサタへ!!*1緊張して心臓が止まりそうになりながら待ち続けやっと8時前。大勢の人に囲まれて山田・中島・有岡・知念の4人がスクティーの制服に身を包み外に出てきました。しかしながら正直言って、ここから先の生放送という仕事に臨む4人のことはよく覚えていません。

 

 ただ一つだけ鮮明に覚えていることがあります。

それが『90度のお辞儀』

生放送が終了し観覧に来ていたファンの方へ向き直った4人は感謝の気持ちを表して同時に頭を下げました。

90度に折られた腰、猫背になることなくピンとまっすぐ伸ばされた背中。美しく丁寧なお辞儀のまま当時15歳の山田涼介は一番最後まで頭を下げ続けました。

その姿をみた時に「この人を好きになったことは間違いじゃなかった…好きになってよかった」と強烈な想いを抱き、ジャニヲタの世界に足を踏み入れることを決めたのです。

 

 

現在20歳になった山田。15歳だった当時とは変わってしまったことが多々あります。

でもコンサートに行く度に、あの時見た光景が、あの時見た誠実な少年の姿が、必ずそこにあります。

90度の美しく丁寧なお辞儀をする山田涼介。

きっと私は山田がこのお辞儀をし続ける限り、ずっと好きでいるんだろうなと漠然と思います。

 

惚れ薬

だって、お辞儀を見る度に、何度でも、惚れ直すから。

*1:忘れもしない2008年12月13日